2016年4月19日火曜日

ロシアとラオスが核(原子力発電含む)で協力協定を結んだ

ロシアの核の会社であるRosatomと、ラオスのエネルギー鉱物省が核エネルギーの平和利用に関する覚書を交わした。

原子力発電所の建設と、研究施設の建設をこれから検討していくという。
去年8月、東南アジアで初めての原子力発電所建設について打ち合わせを行ったという。
1000メガワットの原子力発電所を2機建設することに関する打ち合わせだそうだ。

https://www.kallanishenergy.com/2016/04/18/russia-laos-plan-nuclear-cooperation/

なんでこんなことになってしまうのか。

原子力発電所の近くは、水がなくてはならない。しかも膨大な量の。
ということは、メコン川沿いに原子力発電所を作るしかない。


ラオスのサル、マカク(Long-tailed macaque)が高額で売買されている

ラオスのサル、マカク(Long-tailed macaque)が高額で売買されているという。

中国やベトナム、アメリカに出ていくようだ。
実験動物として使われるという。

高額で取引されていて、1匹5000~15000ドルということである。
非常に高額だ。

取引をしているのは、悪名高い(らしい) Xaysavang Trading Company(あるいは Xaysavang Network)だそうだ。
ここは、東南アジアの野生動物の違法売買を数多く行っているという。
トップは、Vixay Keosavangというらしい。

偽物の許可証で売買を続けているということもここでは指摘されている。

http://www.bignewsnetwork.com/news/242914085/the-laos-macaque-attack

こういうことはラオスでもたくさん行われているだろう。
自分が調査している村の近くの村でも、ケシ売買の話を聞く。
生業に大きな影響を与えているのに、データとしては表に出てこない。論文にもできない。
重要な問題であるのに、学術的にはなかなか扱いにくいのだ。

2016年4月5日火曜日

ジャール平原の壺の秘密が明らかになる?

ジャール平原の壺の秘密が明らかになったという。

これまで、何に使われているのか明らかではなかったが、オーストラリアの考古学者によれば、死体を廃棄する場所だったのではないかということだ。
かなり確度の高い話として伝えている。
"What is now clear is that these are mortuary and were used for the disposal of the dead."

また、おそらく石器時代のものであろう、ということだ。

依然として不思議なことは、人がこの周りに居住した形跡がない、ということだそうだ。

http://www.abc.net.au/news/2016-04-04/ancient-stone-jars-used-for-burial-practices-in-laos-anu-says/7296828

分解しやすいものを建材にして住居を作っていれば、形跡は見つけにくいのかもしれない。
伝統的なこの地域の居住形態はどのようなものだったのだろうか。

今は一応、高床式でも柱の下には礎石が置いてある。石は置いてなかったのかな。

野生動物の取引は病原体の蔓延を引き起こす

表題の通り。

WCS(Wildlife Conservation Society)によれば、36種の深刻な病原体が野生動物にいることを確認したという。

http://newsroom.wcs.org/News-Releases/articleType/ArticleView/articleId/8665/RISKY-BUSINESS-Practices-at-wildlife-markets-in-Lao-PDR-endangering-both-biodiversity-and-human-health.aspx

こういうアピールも、野生動物の狩猟にストップがかかるとはいえないものの、たまにはいいのかもしれない。




焼畑の煙の問題

冒頭で、タイのチェンライでは、森に火入れをするのは、狩猟をする人(hunter)が、野生動物を見やすくするためであると書いてある。
ハンターたちは、銃を持って待ち構えており、それが証拠であるという。

煙の害としては、航空を妨げるためであるとしている。

この時期になると、煙害のニュースが増える。

http://www.thejakartapost.com/news/2016/03/31/hunters-add-haze-problem-indochina.html

ラオスでは煙はあまり問題視されていないようだ。
それに、森に火入れをするのは、狩猟を行うためであるという視点が面白い。ふつうは陸稲栽培をするために火入れをするのが一般的なのに。













2016年4月1日金曜日

シェンクアンでは不発弾がスプーンに

シェンクアンでは、スプーン村と呼ばれるところがあって、そこが不発弾からスプーンを作っているという。Napia村というところだそうだ。

http://www.theguardian.com/global-development/2016/mar/31/turning-bombs-into-spoons-after-the-us-war-on-laos

記事の趣旨は別のところにあるが、自分自身はこれが気になった。
ラオスで麺なんかを食べると、店によってはたまに、記事の写真にあるようなスプーンを置いている店がある。これは、こういうふうにして作られているのか、と思い新鮮だった。