2013年8月22日木曜日

外国の企業がラオス政府をだまして石油を安価に運んでいる

久しぶりの更新。いろいろ忙しかった。まだ忙しいが少しずつ更新したい。たまる一方なので。 

ラオス北部を中心に、ベトナム、中国、タイなどの企業が、地方の役人に賄賂を渡して、割り当てられた以上の燃料をラオスに運び込んでいるらしい。これによって、関税なしで燃料を国内に運ぶことができ、企業に多大な利益をもたらしているようだ。 

1リットルで250kipの税がかかるのだが、それを逃れているのだという。 

主に建設費用を浮かせるのに役立っているようだ。 

http://www.rfa.org/english/news/laos/fuel-08122013170053.html 

2013年8月9日金曜日

日本がラオスと炭素クレジットの取引

日本がラオスと炭素クレジットの取引に関して合意した。 
日本が金を払うことで、日本はより二酸化炭素を排出できることになる。 
ラオスはお金を貰えるが、二酸化炭素の排出枠は少なくなる。 

二酸化炭素の国際的取引である。 

この排出枠は京都議定書で定められている。 

ちなみにアメリカ、中国、インドは京都議定書には参加していない。 

日本とEUのみが頑張っている制度であり、この問題がよく指摘される。 

炭素クレジット用語説明: 
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=2864

http://www.pointcarbon.com/news/1.2503507

2013年8月8日木曜日

フェニックスサンズのHPのドメインがラオスに

有名なNBAのフェニックスサンズであるが、HPのドメインをラオスに置くことにしたという。 

ラオスのドメインは最後が「.la」となる。 

NBAのことは詳しくは知らないが、このチームの宿敵がロサンゼルスレイカース(Los Angeles Lakers)ということで、HPのアドレスを「http://beat.la」としたそうだ。 

LAをたおせ、ということ。 

http://ftw.usatoday.com/2013/08/phoenix-suns-web-domain/ 

2013年8月7日水曜日

ラオスで新しく2つの生物多様性保護地域(NBCA, National Biodiversity Conservation Area)が策定

ウドムサイ県とサワナケート県に新しく二つのNBCAができる。
ウドムサイ県のほうはPhou Hiphi national conservation forest。87,000ha。
サワナケート県のほうはLaving-Lavuen conservation forest。86,000ha。 


天然資源環境省(Ministry of Natural Resources and Environment, カスワンサッパニャコーンタマサートレシンヴェトローム)では、さらに47個の保全林(national protected forest areas)の策定を予定している。全部で720万haという。 

記事には驚異的とある。 

これも国連のMDGs(ミレニアム開発目標)を達成するため。これについては以前にも何回か書いた。 

http://www.sbwire.com/press-releases/the-forests-of-lao-are-safe-for-now-297817.htm

2013年8月6日火曜日

タートルアン湿地はすでに中国のデベロッパーの手に渡っている

以前から開発するという噂のあったタートルアン湿地がいよいよ開発されることになりそうだ。約1600億円(16億ドル)かけて開発される予定。 

住民を強制的に移住させるが、その補償は市場価値の10%以下である。それでもほとんどの世帯はその支払いを受け入れた。約100世帯はまだ値段交渉を行っているという。 

タートルアン湿地は3.2平方キロ。タートルアン湿地経済特区(That Luang Marsh Specific Economic Zone)の開発は12月に開始される予定である。サイセッター郡の以下の8ヶ村を含む。Houa Khoua, Non Savang, Vangxay, Non Sanga, Nong Nieng, Chommany, Viengchaleun, Phonephanao. 

現在、この付近の土地の売買は禁止されているという。 

Shanghai Wan Feng Groupという中国のデベロッパーがこの一部、365haをコンセッションしている。 

以前2010年に別の中国のデベロッパーがこの地域のコンセッションを行おうとしたが、4億ドル支払わなくてはならないということで断念した経緯があるらしい。でも今回はその4倍の値段。 

別の役人は以下のように話している。 
A senior State Inspection Agency official told RFA this week that land disputes between companies granted concessions and Lao citizens are largely due to government mismanagement and corruption. 
また、 
Over the past three years, he said, inspections have shown that bribery is a common practice among officials, in addition to the use of threats and reference to false laws to force unwitting citizens from their land. 
のようにも言っている。 

この開発で儲かるのは誰か。それも普通の儲けではない。莫大な儲けである。 

http://www.rfa.org/english/news/laos/concessions-08012013161959.html 

用語メモ 
SEZ: Special Economic Zone

ドンサホンダムの位置

サイニャブリーダムとともに問題となりつつあるドンサホンダムであるが、比較的わかりやすい地図が載っている記事があったのでアップする。 

http://www.rfa.org/english/news/laos/confirms-07312013151754.html

2013年8月5日月曜日

安倍首相がラオスへ

10月中旬に安倍首相がラオスに行く。 

カンボジア、ブルネイとともに渡航がASEANの中では最後であるという。 

12月に日本―ASEAN会議が東京で開催される予定で、ここでの話題について色々前もって話し合っておくというのが目的のようだ。 

http://www.japantimes.co.jp/news/2013/08/04/national/abe-to-end-tour-in-laos-cambodia/#.Uf9rv9I0ySo

2013年8月3日土曜日

第4友好橋(フエサイ―チェンコン)は旅行者にとって魅力的なものになるか

メコン川にかかる橋、第4友好橋が9月に開通する。情報文化観光省のローカルスタッフは、この友好橋開通によって観光客が増加することを期待している。 

現在ボケオへの観光客はタイ人が一番で中国人がそれに続く。 

橋は1.4 billion baht(約52億円)をタイと中国で半分ずつ分けて建設された。grant aid(無償援助、無償資金協力)ということだそうだ。 

橋の建設によって、ラオスは旅行者の増加を期待している。 
タイと中国は何を橋に期待するのか。物流の活性化であろうか。 

http://www.bangkokpost.com/breakingnews/362231/new-laos-bridge-attempts-to-attract-thai-tourists

2013年8月2日金曜日

電気料金がタイの半額のラオスでEV普及に向けた動き

下の記事にはフィリピンと並列で書いてあるが、ラオスでEV(Electric Vehicle)普及に向けた動きが活発化している。ラオスは水資源が豊富で、最近水力発電所の建設が盛んになっており、ここで生産された電力を元にバイク、トゥクトゥクなどの三輪車、車などの乗り物のうち、40%を電気で動くEVにしてしまおうという計画が政府によって立てられている。この計画は、JICAとの協力のもと2020年までに実現しようというもののようである。

http://the-japan-news.com/news/article/0000418147

ラオス―タイ間の国境の協議が再開

現在ラオス―タイ国境は96%が策定されている。6年間協議が休止していたが、8月中旬から再開されるという。 

http://www.philstar.com/world/2013/07/26/1016771/thailand-laos-resume-border-talks 

ラオス―タイ国境の4%が決まっていないなんて知らなかった。

2013年8月1日木曜日

将来のラオス大統領が亡くなる

サンニャーハック=ポムヴィハーンさんが亡くなった。45歳。清廉な人だったという。あのカイソーン大統領の息子である。防衛省の副大臣で将来を嘱望されていた。大統領に至るまでのポストが準備されていたようだが、残念なことになってしまった。 

http://www.bangkokpost.com/news/politics/360661/laos-rising-political-star-dies-aged-45