2013年11月21日木曜日

中国はラオスに最も投資している国

中国はラオスに最も投資している国である。2番目はタイ。 
2012年―2013年でそれぞれ$1.33 billion(約1330億ドル)、$416 million(約416億ドル)。 

部門別では、エネルギー部門が$1.56 billion、鉱山開発部門が $1.09 billionとなっている。 

エネルギー部門で最も大きいのはボリカムサイ県のNam Ngiep 1 hydropower projectで、$868 million以上。 

http://www.globaltimes.cn/content/819226.shtml#.Uomcq9K-06Z

ラオスの貧困層が減少

政府は「貧しい郡」を指定しているが、これまで47郡だったのが37郡にまで減少した。 
ラオス全土では145郡ある。 

2015年には、貧困層を国の全世帯の9%に抑えるのが目標。 

http://www.plenglish.com/index.php?option=com_content&task=view&id=1979381&Itemid=1 

2013年11月20日水曜日

ケシ栽培がラオスでまた増えている

2006年にラオスはケシ栽培からの脱却宣言を行ったが、最近また栽培面積が増えている。2012年は6800haで、2011年から66%の増加を見せている。これは2004年のレベル。 

UNODCによれば、栽培されている県は、ポンサリー県、ルアンナムター県、フアパン県、ルアンパバン県である。 

代わりに現金収入を得る手段の導入が盛んに行われている。 

http://www.unodc.org/southeastasiaandpacific/en/laopdr/2013/10/opium/story.html 

ジェトロがラオスに事務所新設、企業進出を支援

読売の記事。 

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20131117-OYT1T00561.htm?from=ylist 

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は17日、2014年にラオスの首都ビエンチャンに事務所を新設すると発表した。 


 中国やタイで賃金上昇や洪水発生など投資環境が変化し、ラオスに拠点を設ける日系企業が増えているためで、17日の日ラオス首脳会談で合意した。ジェトロは情報収集などを強化して企業進出を支援する。 

 ビエンチャン事務所の開設により、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内のジェトロの事務所はブルネイを除いて9か国・10か所目となる。ラオスに進出している日系企業は77社。縫製業が中心だが、機械関連企業も増えている。 

 東南アジアでは、日本企業などが生産拠点の配置を再検討する動きが活発化している。ラオスの隣国タイでは、バンコクの最低賃金が今年は月197ドルと、昨年に比べて4割も引き上げられた。11年の大洪水など災害リスクもあり、タイへの拠点集中が見直されている。タイに比べ賃金が安いラオスでは交通網など社会基盤を建設するニーズも高まっており、日本企業の進出が期待されている。 

(2013年11月17日23時13分 読売新聞)

2013年11月14日木曜日

米国務長官ジョンケリーがラオスを本拠地とする密漁シンジケートの退治に100万 ドルを準備

米国務長官ジョンケリーは、ラオスを本拠地とする密漁シンジケートの退治に100万ドルを準備した。 

このシンジケート(the Xaysavang Network)は世界中(南アフリカ、モザンビーク、タイ、マレーシア、ベトナム、中国)に展開しており、ラオスに本拠地があるという。このシンジケートを率いるのは、ラオス人実業家のVixay Keosavangという人物。 記事の文面から察するに、結構大きな組織のようだ。

記者が電話で直接本人にコンタクトをとったところ、「それは誹謗中傷にすぎない」とコメントしたという。 

密漁対象は、象牙、サイの角、トラの骨、クマ、センザンコウなど。 

Vixay Keosavangの逮捕にはまだ証拠が少ないという。 

しかし、Vixay Keosavangの密漁ビジネスは、メコン川流域の地域住民にはよく知られているということが書いてある。 
役人との癒着の可能性についても言及している。 

http://www.nytimes.com/2013/11/14/world/asia/us-to-offer-reward-in-wildlife-trafficking-fight.html?pagewanted=2&_r=0 

The Rocket(バンファイ)はラオスでは公開禁止

オスカーの期待もあるThe Rocketであるが、ラオスでは公開禁止になったという。来月開催されるルアンパバン映画祭に招待されていたが、検閲により禁止になった。 

記事によれば、これはラオスの痛い部分、すなわち最近のダム建設に伴う地域住民の移住と関わる問題も扱っているからである。 

監督は非常に悲しんでいるという。 
"It's deeply sad that it's not going to get released in Laos soon," 
"It's a very, very sensitive issue in Laos.  the building of dams and the relocation of people." 
とコメントしている。 

すでに20か国以上で公開されており、次はアメリカで公開予定。 

日本に早く来ないか。 

http://www.smh.com.au/entertainment/movies/oscar-hope-the-rocket-gets-banned-in-laos-20131114-2xib0.html

セメント会社が近々ラオス株式市場に3番目の会社として上場

セメント会社のThe Souksomboon Groupが近々ラオス株式市場に3番目の会社として上場する予定。 

現在上場している2社は、 
・BCEL (ラオス外商銀行) Banque Pour Le Commerce Exterieur Lao(ラオス最大の銀行) 
・EDL-Gen (ラオス電力発電)EDL Generation-Public Company(国営のElectricite du Laosの支社) 
である。 

道路も増えるし、ダムも増えるし、環境は破壊するけど、有望株だろう。 

http://english.eastday.com/e/131113/u1a7773018.html

2013年11月13日水曜日

ラオスの水をきれいに

ADBが3500万ドル(約35億円)、ラオスの水道整備に提供する。 

30%のラオス人が清潔な水にアクセスできない。赤痢は幼児の死因の3番目だという。このプロジェクトにより16万人が恩恵を得る予定。 

このプロジェクトの総額は46.5百万ドルで、うちプービアの鉱山会社(Phu Bia Mining Ltd)も600万ドル負担する。 

http://www.4-traders.com/news/ADB-Asian-Development-Bank--Project-Puts-Clean-Water-on-Tap-for-Towns-across-Lao-PDR--17359520/ 

2013年11月12日火曜日

ラオス南部の洪水被害は6000万ドルを超える

ビエンチャンタイムズによればラオス南部の洪水被害は6000万ドルを超えるという。 
9月18日から24日の嵐の被害が特に甚大であった。 
チャンパーサック県コンセドン郡、サラワン県ワーピー郡の被害が特に大きかった。 

サラワン県では18000haの耕作地が被害を受けた。 

http://english.peopledaily.com.cn/90777/8421411.html

2013年11月11日月曜日

映画館のないラオスのルアンパバンで国際映画祭が開催

映画館のないラオスのルアンパバンで国際映画祭が開催される。 
驚きなのだが、もう4回目という。 

大きなスクリーンが"the Handicraft Market town square"に設置され、28作品が上映される予定。ラオスの作品も5作品出品されているようだ。 

12月7日から11日まで。 

http://www.nationmultimedia.com/life/Punching-above-its-weight-30216778.html 

行ってみたい。

麻薬、覚せい剤の厳しい取り締まりで、旅行者がバンビエンから離れる

去年、麻薬、覚せい剤の厳しい取り締まりがあり、バックパッカーを中心としたバンビエンへの旅行者が減少しているという。この地域は、麻薬、覚せい剤が手に入ると有名であったが、このイメージを払しょくしたい政府が、厳しい取り締まりを去年行ったという。 

http://www.bangkokpost.com/breakingnews/374171/more-asians-going-to-vangvieng 

独特の雰囲気があったが、まあ仕方ないだろう。

ラオスの教師の給料が3か月遅れている

ビエンチャンの一部地域(サナカム郡)の支払いが3か月遅れている。 
ニュースによると、他にも支払いが遅れている地域があるという。 

去年の10月から今年の9月にかけて、公務員の電気代や水道代が値下げされたようだが、そのような対処は焼け石に水で公務員たちにとっては不満である。 

http://www.rfa.org/english/news/laos/teachers-10102013185425.html

2013年11月5日火曜日

ラオスのGDPの成長は、2013年は8%の予定。経済成長よりインフレが心配

ラオスのGDPの成長は、2013年は8%の予定。2011年は8%、2012年は8.2%だった。 
2014年には少し落ちて7.7%だが、2015年には8.1%と持ち直す予想となっている。 

世銀の報告より。 

http://www.globaltimes.cn/content/815937.shtml#.UnXWz3C-06Z 

また別の記事で、経済成長よりインフレが心配である出ている。 

物価の上昇に、賃金が追い付かないという。これはIMFの警告。 

http://www.atimes.com/atimes/Southeast_Asia/SEA-01-071013.html

2013年11月3日日曜日

安倍首相がラオスとカンボジアへ

安部首相がラオスとカンボジアを訪問する。11月16日、17日。 
ASEAN全加盟国を1年足らずで回ることになる。 

ちょっと前のニュース。 

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013101000364 

2013年11月2日土曜日

ドンサホンダム建設計画は順調に進行中

チャンパーサック県のシーパンドーン地区で建設予定のドンサホンダムの建設計画は順調に進行中。 

ドンサホンダムは260MWの電気を生産する。 

9月3日にメコン川委員会(MRC, Mekong River Commission)に環境影響評価を含めた計画が提出された。 

MRCのドナーには、日本、EU、アメリカなど10か国が含まれており、7月の非公式の会合でダムの建設計画を"prior consultation (事前協議)"として位置付けた。しかし実際は建設計画は進んでおり、NGOの代表らは、MRCは機能していないと批判している。 

http://www.nationmultimedia.com/national/Laos-gives-Mekong-dam-go-ahead-despite-ecologists--30216332.html 

最近、チャンパ―サックから来た人に聞いたら、"ドーン サンホン" と発音していた。 
しかし英語の記述はどこも、 Don Sahong となっている。