「なぜNGOはダム建設の批判をしてラオスの発展を妨害するのか?」という内容の記事があった。 これを書いたのはラオス人である。特にInternational RiversというNGOを批判している。 以下、記事の抜粋。 ダムを作るのはいいことである。これまでNam Theun 2, Theun-Hinboun, Theun-Hinboun Expansion Projectなどのプロジェクトがあり、住民を移住させてきたが、当の住民は非常に喜んでいる。 Xayaboury Hydropower Project とDon Sahong project(シーパンドーンのダム建設計画)も外部からの投資を引き寄せることができるため、必ずラオスの発展のためになる。 ダムのいい側面(いい家、いい農地を生む)を評価せず、無責任に非難を続けるNGOのいうことを聞いてしまえば、ラオス人は、これらの恩恵を受けられなくなってしまうだろう。 としている。 ラオス農林業研究所の所長に聞いたが、ダム建設にともなう移住は、住民にとって「幸せな」結果になることも多いという。それぞれのケースについて検討する必要があるだろう。 この記事にあるとおり、「ダム建設すなわち悪」という一面的な見方は避けないといけない。 生態系をはじめとしていろいろなところに問題が起きるのも事実だが。 https://mekong.waterandfood.org/archives/3356
ビエンチャンで水不足が深刻になりつつある。都市域が拡大しつつあるのに水の供給量に変化はなく、需要を満たすことができないでいる。特に都市周縁部でこのような問題が顕在化してきているという。
ビエンチャンの水道を管轄している Vientiane Water Supply Enterprise (VWSE) の幹部は、予算不足が原因であるとしている。
地域住民が使う水道水が足りなくなる事態もしばしば起こっているという。
2005年時点でビエンチャンの人口は69万人、現在は85万人、2030年には144万人に増加すると国勢調査による試算から予想されている。
この状況の中、ビエンチャン市民の80%が2015年に水道水にアクセスできるようにするという政府の目標がある。
ちなみに新しく水道の工場を作ろうとしているが、ここに出てくるドンマッカイという場所は、SEAGAMEの競技場の近くで、昔(といってもSEAGAME前までなのでごく最近)は大きな森があった場所。今は工場をたくさん誘致している場所でもある。以前、中国の大学が建てられるということを書いたが、これもこの周辺である。
http://www.rfa.org/english/news/laos/water-07232013201528.html
以前、「森林の被覆率について、ラオスの国連ミレニアム開発目標(UN Millennium Development Goals, MDG)達成はほぼ不可能であろう。」と書いた。その理由は「2010年時点で、ラオスの森林被覆率は40.1%だが、2015年までに65%にすることを目指している。 」という根拠があった。でもこの根拠が揺らいだので訂正。
ラオスの森林被覆率の計算は、森林の定義が20%以上の林地を「森林」としている。
しかし、FAOの森林被覆率の計算は、森林の定義は10%以上の林地ということ。したがって、最近の2013年のデータは62%ということになるそうだ。ある情報筋より。
ラオス政府がセポンの鉱山から10億ドル以上の税収を得た。
MMG LXML Seponという中国の鉱山会社。ラオス政府にとっては大口の納税者である。
これは会社の記事。
社会福祉に貢献しているともアピールしている。
会社の概要はこのHPの別の箇所を参照。
第4友好橋の開通が遅れている ラオスのフエサイとタイのチェンコンを結ぶ第4友好橋の開通が遅れている。 予定から100日以上の遅れ。チェックポイントシステムが未完成という理由らしい。 ちなみに 第1友好橋は ビエンチャン(ラオス)―ノンカイ(タイ) 第2友好橋は サワナケート(ラオス)―ムクダハン(タイ) 第3友好橋は タケーク(ラオス)―ナコンパノム(タイ) の間を結んでいる。 http://www.bernama.com.my/bernama/v7/wn/newsworld.php?id=959946