2006年にラオスはケシ栽培からの脱却宣言を行ったが、最近また栽培面積が増えている。2012年は6800haで、2011年から66%の増加を見せている。これは2004年のレベル。 UNODCによれば、栽培されている県は、ポンサリー県、ルアンナムター県、フアパン県、ルアンパバン県である。 代わりに現金収入を得る手段の導入が盛んに行われている。 http://www.unodc.org/southeastasiaandpacific/en/laopdr/2013/10/opium/story.html
読売の記事。 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20131117-OYT1T00561.htm?from=ylist 日本貿易振興機構(ジェトロ)は17日、2014年にラオスの首都ビエンチャンに事務所を新設すると発表した。 中国やタイで賃金上昇や洪水発生など投資環境が変化し、ラオスに拠点を設ける日系企業が増えているためで、17日の日ラオス首脳会談で合意した。ジェトロは情報収集などを強化して企業進出を支援する。 ビエンチャン事務所の開設により、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内のジェトロの事務所はブルネイを除いて9か国・10か所目となる。ラオスに進出している日系企業は77社。縫製業が中心だが、機械関連企業も増えている。 東南アジアでは、日本企業などが生産拠点の配置を再検討する動きが活発化している。ラオスの隣国タイでは、バンコクの最低賃金が今年は月197ドルと、昨年に比べて4割も引き上げられた。11年の大洪水など災害リスクもあり、タイへの拠点集中が見直されている。タイに比べ賃金が安いラオスでは交通網など社会基盤を建設するニーズも高まっており、日本企業の進出が期待されている。 (2013年11月17日23時13分 読売新聞)
下のページは主に日本のダムの技術を自画自賛している記述がメインだが一つ気になる箇所があったので引用。
http://www.data-max.co.jp/2013/09/17/post_16455_ib01.html ーーーーーーーーーー <現在の約10倍の電源開発が可能> ラオスの水力発電のすごいところは、まだまだ潜在発電能力を秘めているところだ。現在、ラオスの水力発電は輸出産業に発展した(地域によってはタイなどから輸入しているところもある)が、開発済みの水力発電能力は、その全体の潜在発電能力の約8~10%に過ぎない。理論上、今後、引き続き約1万8,000MWの電源開発が可能だと言われている。 EDL-Genは、現在、881MWの設備容量を持っており、今後、10年で、その設備容量を2412MWにまで増やすことを計画している。それには、技術、資金の両面で先進国の協力が必要となってくる。 「発電所を増やす計画だが、まだ資金が十分に準備できていない。海外からの投資家の投資を期待している。日本の投資家にも来てもらって、水力発電開発を一緒にやっていきたいと思っています」と、ラッタナCOOは語る。ここに、日本の再度の"出番"がある。 ーーーーーーーーーーー ラオスは"東南アジアのバッテリー"を目指していることから、ダム建設がますます盛んになるということ。
中国がラオスに3億元(4900万ドル)を無償援助、2億元(3260万ドル)を無償援助することに合意した。また他にも、70億ドルの高速道路でビエンチャンと中国を結ぶ計画にも合意した。 ラオスにとっては、この高速道路のプロジェクトは優先順位が高いということだ。 昨年の両国の貿易額は17億ドルに達し、32%の増加という。 http://www.bangkokpost.com/breakingnews/368157/china-gives-laos-81-6-million-in-aid-loans いい投資先をみつければガッポリかもしれない。 チキンなのでやりませんが。
王子製紙が「東南アジアで木材を家具向けの製材・合板に加工する事業に本格参入する」ということだ。 ーーーーーーーーーー 総額数10億円を投じインドネシアなど5カ国に加工拠点を設置、主力の製紙原料向け木材チップ需要が国内を中心に伸び悩んでおり、家具向けへのシフトで東南アジアでの木材加工事業の売上高を15年度に現在の2倍超の100億円に高めると伝えている。海外事業の本格的な拡大が期待されている。 http://minkabu.jp/stock/3861/news/577071 ーーーーーーーーーーーーーー ラオスにも王子製紙が入ってきてユーカリを植えている。紙の原料のチップを作る目的だそうだが、これからは家具向けの木材加工事業に力を入れるということなのかな。 ユーカリを家具に使うということでいいのだろうか?単純すぎるか?
ここで扱われている内容はたいしたことないが、「生物多様性国家戦略」で扱われている第2の危機が、「里地里山などの手入れ不足による自然の質の変化」であるということは覚えておこう。 http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/koho/koho_si/pdf/column_no_114.pdf ちなみに4つの危機についても書いておこうと思う。またwikipediaを使ってしまうが。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 第1の危機:乱獲・開発によって、生物種が絶滅・減少していること。もしくは生物種の生息地・生育地が減少していること。 第2の危機:里山などが人手による手入れがされなくなったため、その地の自然環境が変質したこと。第3の危機:外来種の侵入によって、既存の生態系が撹乱されること。 地球温暖化の危機:地球温暖化によりもたらされる種の生息・生育地の縮小、消失等 生物多様性国家戦略2010は、第1部「戦略」と第2部「行動計画」の2部から構成されている。第1部では、生物多様性の重要性について解説し、4つの戦略を取り上げている。 戦略 1、生物多様性を社会に浸透させる 2、地域における人と自然の関係を再構築する 3、森・里・川・海のつながりを確保する 4、地球規模の視野を持って行動する 第2部では、上記4つの戦略に沿って数値目標を設定した施策について記述している。具体的施策数は第三次生物多様性国家戦略の約660から約720に、数値目標の数は34から35に増加した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
京都大地域研究統合情報センターの柴山先生が、「ミャンマー(旧ビルマ)からタイ、カンボジアに至る東南アジア大陸部で10~18世紀に存在し、統治や交易のルートとなっていた歴史回廊(総延長約2千キロ)を確認した」そうだ。 石井米雄先生が提唱していたそうだが、これを実証した形になるという。 退官後も精力的に活動されているようだ。 夢が広がる話。わかりやすいのもいい。 http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20130918000170 http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1803N_Y3A910C1CR8000/