「西欧の環境保護団体は中国の評価を不当に落としている」という内容の記事。以前、ラオス人によって「環境保護団体は、地域の発展につながる可能性のあるダム建設に反対するな」と主張している記事を紹介したが、今回は中国人による記事。
東南アジア(メコン川流域の5か国つまりカンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム)では、直接投資が2003年の9300万ドルから2011年の1億7000万ドルまで8年間でほぼ倍増している。環境保護団体が声をあげるのも無理からぬことのように思えるが。
雲南大学の東南アジア研究所のLu Guangsheng教授は、
"It is true that Chinese companies were not doing enough to protect the local ecology, but environmental groups' exaggerated claims have severely damaged China's reputation," (たしかに中国企業は地域の生態系を十分に守ろうとはしていないが、環境保護団体は必要以上に中国の名声を汚している)
と発言している。
傍から見ると、甘んじて批判を受け入れればいいのに、と思ってしまう。
とはいえ、環境保護団体もやりすぎのところがあるから、どっちもどっちなのかもしれない。
http://www.scmp.com/news/china/article/1298716/western-funded-green-groups-stir-trouble-china
香港のKing Romans Groupが99年間の契約でコンセッションした。
トータルで1万ha。うちSEZ(経済特区)は3000ha。
貿易、投資、観光の振興が目的。
ボケオの県都であるフエサイから30キロの道路も引いたという。
この地域は、King Romans Groupが警備を雇って安全を守っている。ラオスの警察は名目上いるだけ。
事実上、King Romans Groupが統治しているような状態である。King Romans Groupの社長 Zhao Weiによれば“We have 100 percent right to manage the zone,”ということ。
しかし、このような場所が、麻薬取引やマネーロンダリングを活性化するだろうと指摘する関係者もいる。
http://www.rfa.org/english/news/laos/sez-08152013175604.html
ウドムサイ県とサワナケート県に新しく二つのNBCAができる。
ウドムサイ県のほうはPhou Hiphi national conservation forest。87,000ha。
サワナケート県のほうはLaving-Lavuen conservation forest。86,000ha。
天然資源環境省(Ministry of Natural Resources and Environment, カスワンサッパニャコーンタマサートレシンヴェトローム)では、さらに47個の保全林(national protected forest areas)の策定を予定している。全部で720万haという。 記事には驚異的とある。 これも国連のMDGs(ミレニアム開発目標)を達成するため。これについては以前にも何回か書いた。 http://www.sbwire.com/press-releases/the-forests-of-lao-are-safe-for-now-297817.htm
以前から開発するという噂のあったタートルアン湿地がいよいよ開発されることになりそうだ。約1600億円(16億ドル)かけて開発される予定。 住民を強制的に移住させるが、その補償は市場価値の10%以下である。それでもほとんどの世帯はその支払いを受け入れた。約100世帯はまだ値段交渉を行っているという。 タートルアン湿地は3.2平方キロ。タートルアン湿地経済特区(That Luang Marsh Specific Economic Zone)の開発は12月に開始される予定である。サイセッター郡の以下の8ヶ村を含む。Houa Khoua, Non Savang, Vangxay, Non Sanga, Nong Nieng, Chommany, Viengchaleun, Phonephanao. 現在、この付近の土地の売買は禁止されているという。 Shanghai Wan Feng Groupという中国のデベロッパーがこの一部、365haをコンセッションしている。 以前2010年に別の中国のデベロッパーがこの地域のコンセッションを行おうとしたが、4億ドル支払わなくてはならないということで断念した経緯があるらしい。でも今回はその4倍の値段。 別の役人は以下のように話している。 A senior State Inspection Agency official told RFA this week that land disputes between companies granted concessions and Lao citizens are largely due to government mismanagement and corruption. また、 Over the past three years, he said, inspections have shown that bribery is a common practice among officials, in addition to the use of threats and reference to false laws to force unwitting citizens from their land. のようにも言っている。 この開発で儲かるのは誰か。それも普通の儲けではない。莫大な儲けである。 http://www.rfa.org/english/news/laos/concessions-08012013161959.html 用語メモ SEZ: Special Economic Zone
サイニャブリーダムとともに問題となりつつあるドンサホンダムであるが、比較的わかりやすい地図が載っている記事があったのでアップする。 http://www.rfa.org/english/news/laos/confirms-07312013151754.html
「なぜNGOはダム建設の批判をしてラオスの発展を妨害するのか?」という内容の記事があった。 これを書いたのはラオス人である。特にInternational RiversというNGOを批判している。 以下、記事の抜粋。 ダムを作るのはいいことである。これまでNam Theun 2, Theun-Hinboun, Theun-Hinboun Expansion Projectなどのプロジェクトがあり、住民を移住させてきたが、当の住民は非常に喜んでいる。 Xayaboury Hydropower Project とDon Sahong project(シーパンドーンのダム建設計画)も外部からの投資を引き寄せることができるため、必ずラオスの発展のためになる。 ダムのいい側面(いい家、いい農地を生む)を評価せず、無責任に非難を続けるNGOのいうことを聞いてしまえば、ラオス人は、これらの恩恵を受けられなくなってしまうだろう。 としている。 ラオス農林業研究所の所長に聞いたが、ダム建設にともなう移住は、住民にとって「幸せな」結果になることも多いという。それぞれのケースについて検討する必要があるだろう。 この記事にあるとおり、「ダム建設すなわち悪」という一面的な見方は避けないといけない。 生態系をはじめとしていろいろなところに問題が起きるのも事実だが。 https://mekong.waterandfood.org/archives/3356
ビエンチャンで水不足が深刻になりつつある。都市域が拡大しつつあるのに水の供給量に変化はなく、需要を満たすことができないでいる。特に都市周縁部でこのような問題が顕在化してきているという。
ビエンチャンの水道を管轄している Vientiane Water Supply Enterprise (VWSE) の幹部は、予算不足が原因であるとしている。
地域住民が使う水道水が足りなくなる事態もしばしば起こっているという。
2005年時点でビエンチャンの人口は69万人、現在は85万人、2030年には144万人に増加すると国勢調査による試算から予想されている。
この状況の中、ビエンチャン市民の80%が2015年に水道水にアクセスできるようにするという政府の目標がある。
ちなみに新しく水道の工場を作ろうとしているが、ここに出てくるドンマッカイという場所は、SEAGAMEの競技場の近くで、昔(といってもSEAGAME前までなのでごく最近)は大きな森があった場所。今は工場をたくさん誘致している場所でもある。以前、中国の大学が建てられるということを書いたが、これもこの周辺である。
http://www.rfa.org/english/news/laos/water-07232013201528.html
以前、「森林の被覆率について、ラオスの国連ミレニアム開発目標(UN Millennium Development Goals, MDG)達成はほぼ不可能であろう。」と書いた。その理由は「2010年時点で、ラオスの森林被覆率は40.1%だが、2015年までに65%にすることを目指している。 」という根拠があった。でもこの根拠が揺らいだので訂正。
ラオスの森林被覆率の計算は、森林の定義が20%以上の林地を「森林」としている。
しかし、FAOの森林被覆率の計算は、森林の定義は10%以上の林地ということ。したがって、最近の2013年のデータは62%ということになるそうだ。ある情報筋より。
ラオス政府がセポンの鉱山から10億ドル以上の税収を得た。
MMG LXML Seponという中国の鉱山会社。ラオス政府にとっては大口の納税者である。
これは会社の記事。
社会福祉に貢献しているともアピールしている。
会社の概要はこのHPの別の箇所を参照。
第4友好橋の開通が遅れている ラオスのフエサイとタイのチェンコンを結ぶ第4友好橋の開通が遅れている。 予定から100日以上の遅れ。チェックポイントシステムが未完成という理由らしい。 ちなみに 第1友好橋は ビエンチャン(ラオス)―ノンカイ(タイ) 第2友好橋は サワナケート(ラオス)―ムクダハン(タイ) 第3友好橋は タケーク(ラオス)―ナコンパノム(タイ) の間を結んでいる。 http://www.bernama.com.my/bernama/v7/wn/newsworld.php?id=959946